2012/08/21

BIOS書き換え用DOSブータブルCDを作る(MS-DOS編)

BIOSの書き換え等は現在でこそWindowsからアップデートができる物が多いが、ちょっと古めのボード類ではWindows用のユーティリティが提供されていない物も多い。また、気分的にDOSからの書き換えの方が安全なような気がする。

通常であればFDをフォーマットする際に「format a: /s」とすることで、起動用ディスクは出来るが、今時FDDが付いたPCは販売されておらず、BIOS書き換えのためだけに外付けFDDを買うのはもったいない。そして2010年4月には大手FDDメーカーはFDDの生産を終了し、これからは新品のFDDを入手することも難しくなっている。

そこで、DOS起動用ディスクをどうするのかというと、選択肢は3つある、1番目は贅沢にHDDにDOSパーテションを切り、フォーマットする際に/sオプションを付けると起動ディスクとなる。2番目にCD/DVD-ROM、3番目にUSBメモリがある。CD/DVDドライブが無い機種では3番のUSBメモリしか選択肢はないが、とりあえず単価の安いCD-ROMを使ってDOSブータブルCDを作成することとする。

  1. 流れ
    1. 起動用イメージの作成
    2. イメージをISOファイルに変換
    3. ISOファイルをCDに書き込む
  2. 必要なソフト
  3. 実際の手順
    1. Virtual Floppy Driverを使い仮想FDを作成する
      1. インストール>開始 の順番でボタンを押しドライバを実行する01
      2. ドライブ0タブに移動し 開く/新規をクリック後、メディア種別を1.44MB選び作成をクリック。(SSでは2.88MBになっているがWindowsからフォーマット出来ないw)02
      3. ドライブ文字がまだ付けられていないため変更をクリックしドライブ文字を割り当てる。03
      4. マイコンピューターを開きFDドライブをフォーマットするがその時にMS-DOSの起動ディスクを作成するにチェックを入れ、開始をクリックすると次の瞬間にはフォーマットが終了し、FDを開くとMS-DOSのシステムができあがっている。
        あとはBIOS更新用のデータをコピーするだけでFDイメージは完成する。
      5. FDイメージが完成したらVFDコントロールパネルから保存を選び、適切な名前を付け保存する。
    2. イメージをISOファイルに変換
      1. fdtoiso_guiを展開し、fdtoiso.exeをダブルクリックし起動しする。04
      2. FDイメージをドラッグ&ドロップISOイメージ作成画面へをクリックする。05
      3. 保存をクリックすると、ソースとISOイメージ名の確認ダイアログがでるので、実行をクリックし、「ISOイメージの作成が完了しました!」とメッセージがでたことを確認し閉じる。
    3. ISOファイルをCDに書き込む
      • お好みのライティングソフトでISOイメージをCDに書き込む。

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